SIGMA 18-50mm F2.8をNikon Z fcで使ってみた

前提

Z fcで16-50mmF2.8の、細くて軽くて短いレンズが欲しい!

自分はZ fcのボディの見た目に一目ぼれして買ったので、レンズを付けてボディの見た目が悪くなるのヤダ!
ってルッキズムバリバリの感性でZfcを愛用している。

基本的にZfcの良さを潰したくない。
Zfcの軽さ・小ささを良さを無くしたくないので、重いレンズは使いたくない。

現在持っているレンズ
・NIKKOR Z DX 16-50mm(レンズキット)
・TTArtisan 75mm F2

レンズキットの16-50mmは小さくて軽くて見た目も良い。
問題はボケ感があまりないこと。

自分は展示イベント系の撮影がほぼメイン、たまに友人やレイヤーの撮影。

TTArtisanは75mm F2の完全にポートレート用。
ボケ感はしっかり出るけど、Z fcで使うと被写体との距離をめちゃくちゃ取らないといけない。

なにより、展示物と人物の両方を撮りたいときにレンズ交換が必要なのが大変。

だから同じ標準ズームで、18-50mmくらい、F2.8くらいの明るくて軽くてボケ感のあるレンズを求めてた。

純正のNIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VRはヨドバシで触った感じ
「レンズ、デカっっ!」って感じた。(実際一回り大きい)

SIGMA 18-50mm F2.8がかなり理想に近いけど、Zマウント用がない。

でも変換アダプターを使えばZ fcでも使えるので、実際にレンタルしてみた。

これなら広角から50mmまで使えて、ある程度ボケ感もあり

パネル展示から人物撮影までレンズ1本でいける・・・ハズ!

ガチのポートレート撮影をしたいときだけ75mmレンズに変える、ってやれば良いかなと思った。

 

レンズとアダプターをレンタル

SIGMA 18-50mm F2.8とMegadap ETZ21を、3泊4日で約1万円でレンタル。
(ホントはETZ21 Pro+をレンタルしたかった)

実際に使ってみると、良いところだけじゃなく気になるところもかなり分かった。

勢いで買う前に借りて良かった。

Megadap ETZ21

これはマジで良い。

圧倒的に薄い。

レンズ側のくぼみにハマるから、アダプターを付けてもほとんど厚みが出ない。

自分が使ってるZ fcがブラックだから、欲を言うともう少し黒かったら良かった。

でもシルバーのままでも全然Z fcの外観を損ねない。

素晴らしい。

レンズを付けたときの見た目と持ちやすさ

レンズを付けた見た目は全然許容できる。

レンズが細身だから手持ち感も良い。

長さもそこまで気にならないし、軽いから首から下げてても苦ではない。

レンズを真下に向けず、そのまま前向きにして首から下げてても特に邪魔には感じなかった。

Z fcのボディの美しさを損なわず、軽さも維持できるレンズとしてかなり良い。

操作感

ズームリングが奥側にあるのが最初は気になった。

ズームの回転方向がNikonの標準レンズと逆なのも割と気になったけど、使ってると慣れた。

F値をレンズ側で制御できないので、ボディ側で変える必要がある。

レンズ側で制御できたら嬉しかったけど、ここはレンズキットも同じなので特に問題なし。

 

F2.8のボケ感と画質

F2.8のボケ感は素晴らしい。

解像度も高くて、人物もかなり良い感じに撮れる。

レンズ交換なしで展示物から人物まで撮れて、50mm側ではある程度ボケる。

このレンズに求めていた部分はかなり満たしてる。

 

周辺の暗さ

ボディ側の補正が効いてるのか不明だが

画面の周りが暗くなる現象は結構出る。特に50mm側での撮影。

ただ、個人的にはあまり気にしないのでまぁ良い。

 

 

手ブレ

レンズに手ブレ補正はないので結構ブレるのを覚悟していたが、TTArtisanのレンズに比べるとわりと大丈夫だった。

手ブレしている写真は200枚くらい撮って10枚程度だった。

F2.8で撮りまくってたから、失敗写真は手ブレよりピンボケの方が多かった。

 

ピントの問題

ピントが完全に合わなくなるときがある。

そうなったときは電源の入り切りで直る。

長押しでピントを合わせようとすると、ピント位置が超高速で切り替わり続けるときもある。

高速でピント位置を合わせ続けているような状態。

その場合は短押ししていくとピント位置が切り替わるので、コツをつかめばある程度はいける。

とはいえ、地味にストレスはたまる。

この症状がレンズ由来なのか、Megadap ETZ21由来なのか、ファームウェアやZ fcとの相性なのかは不明。

Megadap ETZ21 Pro+で改善されるなら良いけど、実際に試してみないとまだ分からない。

 

一番の問題:ゆがみ

SIGMA 18-50mmは、18mm側だと中央から円状に膨らむようにゆがむ。
逆に50mm側だと、中央へ円状に収縮するようにゆがむ。
レンズキットの16-50mmだと、同じように撮ってもまったくゆがまない。

撮影するものが画面中央に収まっている場合は、そこまで気にならない。

四角いものが画面の外枠いっぱいまで映ってる状態で撮影すると、ゆがみがかなり顕著に出る。

たとえばA4の額縁を50mm側で画面いっぱいに撮ろうとすると、額縁の四隅が大きく引っ張られているのが素人でも分かる。

一般的には、18mm側が樽型歪曲、50mm側が糸巻き型歪曲と呼ばれるゆがみ方に近いらしい。

ボディ側で自動ゆがみ補正を有効にしていても、見た目はほとんど変わらなかった。

撮影後にさらにカメラ本体でさらにゆがみ補正をかけると、50mm側はある程度マシになる。

人を撮るときは50mm側を使うことが多いし、顔を中央に配置すれば、人物によっては小顔効果になって良いのかもしれないが・・・

問題は18mm側。

接写で画面いっぱいに撮ることはあまりないけど、補正をかけても、撮影後にさらに補正をかけても直しきれないのはきつい。

このゆがみがSIGMA 18-50mm自体のものなのか、変換アダプター経由で本来の補正が効いていないことが原因なのかは不明。

 

NX StudioとPhotoDemonで補正

自分は基本的にRAW撮影をしない。

NX Studioでは、レンズ補正の自動ゆがみ補正にチェックを付けられる写真と、付けられない写真があった。

確認した限り、カメラ側でゆがみ補正をかけずに撮影した写真は、NX Studioで自動ゆがみ補正を有効にできる。

ただ、すでにカメラ側で補正された写真を、NX Studioでさらに手動調整することはできなかった。

PhotoDemonも試した。

PhotoDemonで手動のゆがみ補正をかければ、かなり綺麗になる。

補正すれば使えるというのは分かった。

とはいえ、補正が必要な写真を選んで、毎回手動で直すのは大変。

撮影枚数が多いイベントでは特にきつい。

 

現時点の結論

見た目、サイズ、軽さ、F2.8のボケ感、解像度はかなり良い。

レンズ交換なしで広角から50mmまで使えて、展示物も人物も撮れる。

軽くて短くて、ボケ感があって画質も綺麗。

ポートレートも良い感じに撮れるのは強い。

ゆがみとピントの問題がMegadap ETZ21 Pro+で改善されるなら、普通に買う。

ただ、現状はレンズとアダプターを合わせると約10万円。

レンズキットよりボケ感が良くなる代わりにめっちゃゆがむよ、ピント合わせもたまにバグるよってモノに10万円の価値があるのかというと、だいぶ厳しい。

SIGMAがそのままZマウント用を出してくれて、ボディ側のゆがみ補正がちゃんと効くならたぶん買う。

次はNikon純正のF2.8標準ズームをレンタルして試してみたい。

冒頭にも書いたけどヨドバシで触ったときは、レンズデカっっ!て感覚だった。

実際にレンタルして1日触ってみて、ボケ感を出すためにボディの良さを損なってまで10万円を出す価値があるのかどうかは確かめたい。

これがレンズ沼ってやつですね。

 

最後に実際に撮った例をいくつか

 

格子状のモノが映りこむとゆがみが気になる

 

 

 

この辺はあまりゆがみが気にならない

縦撮影

やはり直線のものがあるとゆがみが気になる

おそらく少しは小顔に映っているハズ・・?

このボケ感はとても良い

 

以上、解散っ!

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